育英年金(養育年金)

当然、育英年金付学資保険の場合でも、満期学資金は契約通り受け取れますので(保険料払込免除条項付の場合)、保険料の支払いが免除されたうえに、満期学資保険は予定通り受け取れ、さらにプラスして、満期までに育英費用が受け取れるのが、育英年金付の学資保険なのです。
育英年金付きの学資保険の特徴 | |
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貯蓄型の学資保険に比べ返戻率が100%を下回る可能性が非常に高く(支払った保険料総額よりも受け取れる学資金の額が下回る)、保険契約者(親)の死亡保障が付いた学資保険ですので、もしも保険契約者(親)がその他の死亡保険(定期保険・終身保険・養老保険)に加入している場合には、保障内容が重複することとなりますので、学資保険に加入する場合は、育英年金が必要なのかをよく検討しましょう。
育英年金付きの学資保険のメリット | |
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◎保険契約者(親)に万一のことがあった場合でも、満期までの間、子供の教育費用の心配はそれほどない。
育英年金付きの学資保険のデメリット | |
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◎返戻率が100%を下回るので、貯蓄性が低い。

◎受け取る育英年金(養育年金)は所得税と住民税の対象となり、特に毎年受け取る育英年金の額から払込保険料を差し引いた額が所得税の基礎控除額である38万円を超えると所得税の対象になるだけでなく、保険契約者である父親が死亡し、子供が受取人の場合で、母親が生存している場合は、育英年金を受け取る子供は母親の扶養親族ではなくなり、扶養控除(児童手当・医療手当など)を受けられなくなりますので注意が必要です。
※被保険者(子供)が死亡した場合は育英年金は支払われません。
※保険契約者の自殺による死亡は、育英年金が支払われない場合もありますので注意しましょう。
※被保険者(子供)が故意に保険契約者を殺害した場合も、育英年金は支払われない場合が多いようです。
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